【本気の人に聞いてみた】人生のアーティスト、カヤノヒデアキとは?(後編)
shippai-chousen.hatenablog.com
昨日、掲載した人生のアーティスト「カヤノヒデアキさん」へのインタビュー後編です。
プロフィール
(語り手:ヒデアキ 聞き手:りく)
りく:ところで、学生時代はどのような学生生活を送られてましたか?
ヒデアキ:最初は超普通でしたね。僕、リハビリの勉強してたんですよ大学で。いわゆる普通の大学生をしてたんですけど、医療系の学校だったので病院に実習しに行かなければならなかったんですね。その病院実習が苦痛でしょうがなくて、そこで「鬱」になっちゃって。そこから単位をもらえず留年?休学?みたいになり、、そこから人生が大きく変わるんですよ。「このままの自分じゃダメだ変わりたい」みたいになって。その時にまず本を読むんですよね。それまで全く本は読んだことなかったのに、読んでみたら面白い人いっぱいいるじゃんってなったんですよ。
それで、実際にそういう人たちに会いに行ったりして、そこで松永正樹さんとも出会えたりしましたね。あとは、自分の壁を壊していきたなと思ったから、海外に行ってみようと思ったんですよね。それで、短期留学みたいな感じで3週間一人でカナダのバンクーバーに行きましたね。バンクーバーって日本人とか東洋人とかいっぱいいるので、それだと馴れ合っちゃうなと思って、あえて日本人のいない学校に通ってましたね。あとは、ヒッチハイクもやってみたりもしましたし。少しずつ自分の中の壁をぶち破って行動して、そういう経験を積み重ねて今の自分があるって感じですね。「鬱」が無かったら人生開いて無かったし、普通に病院に勤めてたんじゃないかなー。
りく:学生生活の時に「鬱」になっちゃったわけじゃないですか。そこから立ち直れたのって何の影響が大きかったんですか?
ヒデアキ:そうですねー。その時に出会ってた僕の周りの人間が「アホ」なんですよね。今日僕は路上でやってましたけど、僕が入ってるコミュニティーには路上詩人がいたりとか。みんな当たり前のようにそういう活動をしてるんですよね。ヒッチハイクとかも今入ってるコミュニティーに入るまでは、僕の周りにやってる人なんて全くいなかったし、「俺やってやったぜ」みたいなのもあったけど。でも、そのコミュニティーに入ったらヒッチハイクなんて当たり前だったし。なんかそういう価値観に救われたというか、なんか持ち上げてもらえたのかなー周りに。
りく:学生中に「鬱」という大変な時期があって、その後にそのコミュニティーに出会えたって感じですか?
ヒデアキ:そうですね。それまで同じ学生の中では話をしても全く通じないんですよ。「松永真樹」という人の話題を出しても通じないんですよ。あとは、「てんつくマン」とか「中村文昭」とか。そういう人たちの名前を出しても全く通じなくて、全然なんかうーんみたいな感じだったんですけど。そのコミュニティー行ったら皆んなさっき上げた方の名前を知ってたりとか。そのなんか楽しみだったりとか。こんな風に生きてて良いんだみたいな。社会のレールとは別次元で生きている人たちと出会って、そんな生き方もあるんだみたいなのを見せてもらえたから今までやってこれてるんですよね。
りく:出会ったきっかけというのは、実際に自分でアタックをかけてそういう人たちに会いに行った感じですか?
ヒデアキ:そうですね。そういうのもあるし、、そういうコミュニティーの人たちって結構イベントとかやってて、そしたらイベントに参加すれば会えるじゃないですか。そっからちょっと喋って交流を深めていったって感じですね。
りく:1人でそういう人たちにアタックをかけたり、イベントに行くのって躊躇してしまうことってなかったですか?
ヒデアキ:それは無かったかなー。まず、カナダに行った自分がいて。全然知らない土地に自分一人で飛び込んで行って、英語も全くできないけど、行ったらなんとかなったていう成功体験があったから躊躇しなかったのかなーって。
りく:そうなんですね。成功体験が自信になりますもんね。ところで、人との出会い以外にも人生に影響を与えたものってありましたか?
ヒデアキ:そうですね。僕の場合は「本」との出会いも大きかったですね。
りく:本はどなたの本に影響を受けられたんですか?
ヒデアキ:本は結構色んなものを読んだんですけど、、当時すごい僕を救ってくれたのは「プロは逆境でこそ笑う」っていう本があって。この本には5人の著者がいて、その中の一人は最近有名になってきた植松努さんっていう北海道でロケットを作っている人がいるんですよ。小さな中小企業なんですけどガチなロケットを作っている人がいて。その人が何でロケットを作っているかというと「どうせ無理」をなくしたいからやってるんですよね。みんなどうせ無理だって言うけど、一中小企業の人がロケットを作ってしまったら「どうせ無理」っていう言葉をなくせるんじゃないかというのを自分の生き様として証明したくてロケットを作っているっていう。そういう所に感化されましたね。
りく:その生き様カッコイイですね。今度読んでみます。最後に失敗を恐れて挑戦できない若者に向けてのメッセージをお願いします。
ヒデアキ:メッセージとして伝えたいのは「人生を棒に振れ」ってことですね。この言葉は、僕が旅をしている時に出会った言葉何ですけど、鹿児島から富士山まで歩いている最中に「お前らいいな!人生を棒に振ってんなー」みたいなことを言ってくれて。それで確かに人生を棒に振ってんなーと思って。普通は、「人生を棒に振るなよ」じゃないですか。そこを逆説的に人生を棒に振れって言ってて。一見すると変な言葉なんですけど、めちゃめちゃ人生の本質を突いてるなと思って。なんか失敗が悪いことだみたいな風潮あるじゃないですか。人生を棒に振るっていうことを人生の目標に置いてたらどんだけ失敗しても良い訳じゃないですか。棒に振れば良いんだから。すると上手くやらなくても良いし、世の中が求める理想像みたいなのにも紛らわされずに「棒にどんどん振って良いんだ」みたいなマインドで生きたら、もっともっと心が自由になって、それこそアーティストになれるんじゃないかなー、芸術家になれるんじゃないかなーって思います。これが僕が出会った人生で最高の言葉であり、伝えたい言葉ですね。
最初は失敗することが怖いかもしれないけど、失敗してみたら、、あれっ?案外失敗しても死なないなみたいな。失敗はどんどんしていったら良いと思うし、案外やってみたら出来たりもするんですよね。僕も一年くらい前に「もし余命半年だったら何する?」って友達に聞かれてその時に一瞬出てきたのが、「日本全国の原発を歩いて回りたい」っていうのが頭の中に出てきちゃって。(笑)思い浮かんだのはそれだけど、よく考えれば本当にそれで良いのか自分みたいな。余命半年だったら海外とか行けば良いじゃんみたいなことも出てくるけど、最初にポンと浮かんだものをやってみようと思って。当時、お金も無かったし色々全部ないんだけどそういう言い訳を全部やめて実行しようと思ったんですよ。それで、7ヶ月くらいかけて歩いて鹿児島から北海道まで歩いていくっていうのをリヤカーに全部荷物積んでソーラーパネル積んでやったんですよ。でも、実行しようとした時にお金かかるじゃないですか。でもお金持ってないんですよね。これ僕一人じゃなくて彼女も付いてきてて。どうせなら婚前旅行にしてしまえってことで『婚前道中膝栗毛』っていう東海道中膝栗毛をもじってこのタイトルでやろうってなって。
でも、ソーラーパネル買うお金も無いし、どうしようてなった時にネットで調べてめちゃめちゃ良いソーラーパネルがあって、そのソーラーパネルを製造している企業にメールを送ったんですよ。こういう企画をしようと思ってるので提供してもらえませんかって。でも、企業にこういうの送るの人生で初めてで、でも送ってしまってるから後戻りは出来ない。(笑)そしたら向こうからメールが返ってきてじゃあ企画書を持ってプレゼンしに来てくださいってなって。やばいよ、企画書とか書いたこと無いよって思ってGoogleで企画書の書き方調べて作って、初めて会社にプレゼンをしに行ったっていう。そしたら企画が通って8万くらいするソーラーパネルを提供してくれて。でも、それだけではもちろんお金も足らなくて。
それで、リヤカーの上にお賽銭箱を設置したんですよ。そしたら7ヶ月歩いてただけで30万円入ったんですよ。みんなが頑張れよって応援してくれるんですよね。自分たちには出来ないことをお前たちはやってるからって。1万円とか2万円とか入れてくれる人もいて。ただ、この30万円だけでも足らなくて。そこでまた考えるんですよね。それで60人の諭吉プロジェクトをやろうとなって。あと60万円くらいあれば足りたから。最初はクラウドファウンディンウみたいにしたんですよ。いくら支援してもらえたら何かお返ししますみたいな。でも、途中から何か違うなと思って。見返りを求められたりするとそこに責任感みたいなのが出てきちゃって絶対にやり遂げなきゃいけないみたいになっちゃうから。そうするとつまんないし、純粋に企画を楽しめなくなるってなって。だから、見返りは無くして貰うだけにしようってなって。(笑)僕たちはこういうことをやってますって見せて、資金が間もなく尽きるので協力費をお願いしますみたいな感じでやったら、全然知らない人が最後20万円をブチ込んでくれたりして見事60万円を集めることが出来た。
その人が本気で生きてたら何もなくてもちゃんと応援してくれる人が出てくるんだなって思って。だから、自分が何も持ってなくても良いんですよ。自分がお金持ってなくても持ってる人は世の中にいっぱいいるんだから。自分が勇気を出すだけっていう。何もなくても大丈夫。本当に余命半年だったらするのにしないっていうのは嘘じゃないですか。言い訳せずにしたいことをすれば良いんですよ。そのほうが楽しいですよ。
編集後記
ふと立ち寄った渋谷で「渋谷×便器」という一風変わった活動をしていたので、気になって話掛けてみたことから生まれた今回のインタビュー。「自分で自分の人生を生きる」これを体現してらっしゃるヒデアキさん。こういう生き方もあるんだぞ、多種多様な生き方があって良いんだと気付かされました。
お話をすればするほど魅力的で引き込まれる存在のヒデアキさん。
僕も人生を棒に振ってやりたいことに言い訳せずに取り組んでいこうと思います。
インタビューを引き受けてくださりありがとうございました!!
インタビュアー:りく
文責:りく
【本気の人に聞いてみた】人生のアーティスト、カヤノヒデアキとは?(前編)
本日は、人生のアーティスト「カヤノヒデアキさん」へのインタビュー前編です。
プロフィール
(語り手:ヒデアキ 聞き手:りく)
りく:宜しくお願いします。それでは簡単な自己紹介をお願いします。
ヒデアキ:カヤノヒデアキと言います。自己紹介がめちゃくちゃ苦手で自分でも何者か分からない。(笑)ざっくり経歴で行くと大学を中退し、そこから色々やり、漁師やったり、人力車やったりとか、モノマネ、EXILEのそっくりさんタレントとしてテレビに出たりとか、その後アーティスト活動をやったりとか日本中を徒歩で縦断したりとか、、喋りながら自己紹介とかになっていったらいいかなー。
りく: 分かりました。(笑)現在目標としているものはありますか?
ヒデアキ:目標は、、、無いです。目標というものはあまり置かずに生きています。本当に自分自身を生きるというか。なんか目標を持つと結果に求めてしまうんですよね。結果を度外視して単純に今の自分をベストでいようという。なんか目標を立ててしまうのも良いんだけど、目標を立てると僕の中では意識が未来に行っちゃって、それよりもっと「今、今、今」って所に居たくてあえて目標を持たずにいます。強いて言うなら「楽しく生きる」ことが目標ですかね。
りく:「楽しく生きる」という目標はどこから来たんですか?
ヒデアキ:どこからきたのかなー?「楽しく生きる」っていうのを見せてくれたかっこいい大人たちが居て、そのうちの一人が松永真樹さんっていうバックパックウェディングっていう世界中を奥さんと回って色んなところでウェディング写真を撮るっていう変わった人がいて、そういう人が楽しく生きてたんですね。その人が楽しく生きていたら周りも楽しくなって生きてるみたいな。後もう一人は、内山大志という人がいて。彼は毎年富士山の頂上にみんなの夢を集めて持って行くっていう取り組みを行っている人で、それは本当に表面的な分かりやすいところで、彼の意図しているところはもっと深いんだけどね。表面的にはみんなの夢を集めて富士山に持っていくみたいな。その最中に富士山て1個あるじゃ無いですか?他にもなんとか富士って言われているところがあって鹿児島県には薩摩富士ってのがあって、青森には津軽富士っていうのがあって、その両富士から歩いて旅をしてみんなの夢を集めて最後富士山の頂上まで行こうみたいな企画があって、僕はその内山大志と一緒に鹿児島の薩摩富士からリヤカーで2 ヶ月くらいかけて歩いて富士山まで行ったんですよ。その中で彼の生き様をこの企画を通して見せてもらったというのもありますね。
りく:なるほど。彼らと出会えたことが現在の自分に繋がっているという感じですか?
ヒデアキ:そうですね。
りく:今日、渋谷で行っていた取り組みのようなアーティスト活動を現在はメインで行っている感じですか?
ヒデアキ:そうですね。なんていうか皆アーティストだよっていうのを言いたくて。だからなんか見せる側と観客っていうのをあんまり分けたくなくて。今日渋谷でやった便器を使ったアートの良いところは便器が置いてあって皆それを自由に使ってもらえるんですよね。座ってもらったりとか。なんか立ちションしてる風にしてもらったりとか、、そこで自由に遊んでもらうことによって、それ自体を含めてアートになるのかなと。
りく:お互いの壁(作者と観客という区切り)を無くして楽しめる空間を目指してる感じですかね?
ヒデアキ:そうですね。本来は誰しもアーティストであり、芸術家であると僕は思っているんですよ。
りく:だけど「僕には無理だ」って感じで決めつけてしまっている子たちもいますよね。僕も含めてですけど(笑)
ヒデアキ:(笑)そうなんですよね。世の中の常識だったりとか、、あるじゃないですか何か「こうしなさい」みたいな。30歳になったら大体こうなってなさいみたいな。世の中の常識とかによって逆に皆がデザインされてしまっているんじゃないかなーと思って。
りく:なるほど。常識という枠に捉われすぎちゃってるってことですね?
ヒデアキ:そうそう。そうするとどうしても人の目とかを気にしてしまうし、何にもできなくなってしまっちゃうから。でも、本当に湧き上がってくるものを絶対に人は持ってると思ってて。それは、もしかしたら誰にも理解されてもらえないかもしれないけど、絶対持ってると思ってて。それを本来表現していければ、絶対に楽しく生きられるし、人を幸せにすることも出来るし。そういう意味で本来は皆んなアーティストだよって伝えたいですね。
りく:そういうメッセージ性も含めて今日のような取り組みを行っているっていうわけですか?
ヒデアキ:そうですね。まあメッセージ性は最悪伝わらなくても良いんですけど、なんか一緒にこの楽しいのを共有できたらなと思って。最近、秘密結社をつくりたいと思ったんですよ。子供の遊び心みたいな。秘密基地とか秘密結社とか。この前とかダンボールでキャンプしたんですよ。ダンボールで家を作って一泊空き地で寝るみたいな。(笑)そういう遊び心を取り戻したいなと思って。それで秘密結社を作ったら面白いんじゃないかなと思って。今日はその取り組みの一つとして渋谷に便器を置いてみて、秘密結社の悪巧みの一つみたいな。(笑)
りく:面白い取り組みですよね。僕も今度秘密結社の取り組みに参加してみたいです!
ヒデアキ:ぜひ参加してください!会員募集中なので(笑)
りく:ありがとうございます。(笑)是非参加します!
(後編へ続く!!)
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前編では、ヒデアキさんの現在の活動をしている背景についてお伺いしました。
明日配信予定の後編ではヒデアキさんの「人生のアーティスト」になるきっかけとなった出来事や若者へのメッセージなど盛りだくさんでお送りします。乞うご期待!
インタビュアー:りく
文責:りく
【本気の人に聞いてみた】POPPINダンサー、yu-ki.☆(ファンファーレ)とは?
今回は国内問わず、海外でも活躍するダンサーさんにお話を伺ってきました!
yu-ki.☆プロフィール
ファンファーレ/ULTIMATE CREW/insfire clan(Korea)
千葉県生まれ北海道育ち。
10歳からストリートダンスを始め、高校生でダンスのために上京。現在は筋肉を弾きながら踊るPOPPINを得意とする。バトルやコンテストや審査員などソロでもチームでも幅広く活動している若手フィメールダンサー。容姿とかけ離れたダンスで注目される。韓国好き女子。
(語り手:yu-ki.☆ 聞き手:安達)
安達:簡単に自己紹介をお願いします!
yu-ki.☆:20歳になりました、ゆうきです。ダンスやってまーす!
安達:現在どんな活動をしているか教えてください。
yu-ki.☆:えっとー、バトルに出たり、コンテストに出たり、審査員をしたり、たまにレッスンをしたりー、、そんな感じです!
(台湾でのバトル動画)
Student Side Final 7 to Smoke | 20130817 FUNKZILLA GAME FINAL - YouTube
(好きなアーティスト)
安達:今現在目標としているものって何ですか?
yu-ki.☆:ダンサーとして、世界のおっきなタイトルを獲りたいとか、やっぱずっと昔から目標にしているのが、自分のダンスで人を感動させたい、泣かせる以外にも自分のダンスを見て喜んでもらったりとか、ハッピーになって欲しいとか、そういう何かしら感動を与えられるようなダンサーになりたいなって。
自分がやっぱりダンス好きだから、人のダンスを見て得るものがめっちゃあるわけ。
だからこの人のダンス見たら絶対泣いちゃうってのもあるし、この人のダンスずっと見てられるぐらい好きっていう人もいるし、この人のダンス見るといつも元気もらえるとか、そういう人になりたい。
安達:どういうきっかけでダンスの道を歩もうと思いましたか?
yu-ki.☆:小4からダンス始めて、初めはバックダンサーになりたいと思ってたけど、どんどんいろんなダンスをして、結局POPPINっていうのやってるけど、なんだろう、、もう中学生くらいからずっとダンスがとりあえず好きで(笑)
安達:そのダンスが好きになったきっかけは?
yu-ki.☆:なんだろうな?(笑)いやなんか、ダンスしかしてなくて、、
安達:自然と?(笑)
yu-ki.☆:うん(笑)ダンスばっかやってて、本当に小学校の時も学校終わってレッスン行ってーとか中学校の時も学校終わってからレッスン行ってーとかそんな日々をずっと送ってたから、とりあえずダンスでどうにかしていきたいっていうのがやっぱりあって、その時からダンサーになるって決めてたから、東京にも出てきて。
安達:とにかくもう好きで続けてきた感じ?
yu-ki.☆:ただ好きなだけ(笑)
安達:純粋に?(笑)
yu-ki.☆:そうそう(笑)
安達:中学時代、高校時代はどんなことやってましたか?
yu-ki.☆:(笑)えっとー、私中学生の時は北海道にいて、高校から東京に出てきたんだけど、北海道にいた時は、、えーと、、何してたかな?(笑)
帰宅部だったし、普通に学校行ってワイワイして、もうほんとそのまま家帰ってレッスン。そんときからそんな感じ。
高校行っても、午前中勉強して、午後は学校でレッスン受けて、ダンスの学校だったから、でそのままバイト行って、で夜帰って。てゆー毎日を繰り返してた。
安達:今まで、挫折とか失敗経験があれば是非教えてください。
yu-ki.☆:なるほどー(笑)でもほんとにこんなダンス好きだけど、ダンスやめようと思ったことが2、3回あってー、ガチでやめようと思ったのが。それがまず中2とかで、北海道にいたときにダンスが嫌になって、バトルとかも全然勝てなくなったりとか、一緒に踊るチームもあったけど温度差があったりとか、いろんなことが重なっちゃってダンスやめようと思ったこともあるし。
あと東京に出てきたとき、バトルにいっぱい出ても勝てない時は「もうダメかも」みたいな。最近もあったし、私は結構波が激しいから、バトルでいい踊りが踊れないのなんか当たり前だし、失敗ばっかだし、本当にやめたいときもあったけど、結局なんだかんだダンスに助けられてダンス続けてる感じ。
安達:そこで立ち直れたきっかけって?
yu-ki.☆:ガチでやめようと思ったときは、レッキンクルーオーケストラの舞台に見に行ったときに、やっぱカッコよすぎて感動もらって「やっぱりダンスは続けよう」ってなって。だからほんとその人たちには恩返していきたいし、、でも大阪だし、ダンスのジャンルも今全然違うからって思ってたけど、やっぱりドミさん(レッキングクルーオケストラのダンサー)とかもたまに会うと、すごい良くしてくれるし、花井さん(同チームのダンサー)も一昨日とか会ってすごいちゃんと見ててくれたりとかしてて。
そういう人のダンスを見て、助けられて、続けてっていうのが結構繰り返しある。そればっかり。だからフォーマーアクションもそうだし。
wreckingcreworchestra.comhttp://wreckingcreworchestra.com
安達:では最後に失敗を恐れて挑戦できずにいる中高生に対してメッセージをお願いします!
yu-ki.☆:失敗しない人生なんてないと思うんですよ。まず。
なんだろう、まあ私もやっぱり何かが怖くて初めバトルなんかそうだけど、何も知らない中で、いきなり出てって、知らない曲で踊って、自分も何するか分からないって本当に恐怖じゃないですかそんなの。何起こるかわかんないじゃん。周りの反応とかも気になっちゃうし、そういうので怖がって、失敗してうわーってなるけど、そこを怖がったら何もできないから。とりあえずやってみようみたいな感じで私もバトルとか出続けたらそれの楽しさがわかって今もうバトル大好きだし、勝ちたいし負けず嫌いだから、負けるとマジで悔しいけど、なんだろう、、失敗したもん勝ちかなって思って。
なんか人にどう思われようと自分がやりたくてやって失敗したならそれは意味があることだから。
次に絶対繋がるじゃん。戦う感じで言ったら負けた方がいい。
失敗して得るものの方が大きいじゃん。
全部やっちゃえやっちゃえーって感じ。ちょっとの勇気だよ!
最後にみんなでパシャり。
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【本気の人に聞いてみた】 高校生起業家、土井皓貴とは?(後編)
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昨日に掲載した高校生起業家、土井皓貴くんのインタビュー記事の続きです。
りく:中高生時代は具体的にどういう感じの学生生活を送ってたの?
土井:最初は、高1になってから何しようかな〜って思って、まずタイムズスクエアに死ぬまでには行きたいなって思ってたから、親に言ったら「いいよ」って言われて、夏に1ヶ月の短期留学でNYに行きました。向こうでは、語学学校に行っていたんですけど、語学学校って世界中の国の人がいて、その中でも南米系の人たちって、すごい情熱的で楽しい人ばかりなんですね。その人たちと一緒にいたら英語よりスペイン語の方が上達したみたいな(笑)それで最後彼らが帰る時に、彼らがバスに乗って自分だけ見送って「じゃあね」みたいな時に号泣しちゃって、みんなバスから降りてきて抱き合ってからお別れしました。その日に僕もフライトだったんですけど、飛行機に乗ってから夜になったんですね。夜になると飛行機の中の光って全部落ちるじゃないですか?そうなって、日本語の悲しい曲メドレーみたいなのを聴いていて徳永英明とか小田和正とか聞いたらまたぼろぼろ泣いちゃって、すごい楽しかったな〜って思ってました。日本に帰ってからその年の冬にNYのタイムズスクエアでやる年越しカウントダウンに行ってみたくてまた2週間だけNYに短期留学行きました。それがすごい楽しくて1,2年生の時は結構海外に憧れていたりしてましたね。3年生になった時に、3月にスタンフォード行ってベンチャーとかスタートアップに興味を持った感じですかね。
りく:なるほど。ちなみに今までに挫折とか失敗の経験って何かあるかな?
土井:今やっていることで挫折とかっていうのは…慶應大のSFCを目指していたんですが受からなくて、ああそっかまあいいやって思って、落ちたのが挫折かなって思って。まあ落ちても、まあいいやみたいな、もともと卒業するつもりで受けていなかったから、挫折っていうか一瞬の挫折みたいな(笑)
りく:じゃあ結構切り替えは早い方なのかな?
土井:そうですね、そうなのかと思います。
りく:今までの経験とか聞く限り、挫折とか失敗とかあまり恐れていないように聞こえたんだけど?
土井:失敗っていうよりなんか発見みたいな。逆に。(笑)こうやったら失敗するんじゃなくて、こうやったらうまくいかないことを発見したみたいな。失敗を失敗と思わないです。(笑)
りく:確かにね。失敗は良い視点の切り替えだよね。そういうちょっとした失敗でも何か自分の経験に生かそうっていう風にしているんだ!
土井:「失敗」じゃないんです、「発見」なんです!!(笑)
りく:なるほど(笑)最後になるんですけど、中高生とかって、難しいことだったりそういったものにたいしてリスクを恐れちゃって歩めないっていうことがデータとして出てるのね。そこの中高生たちに対して、同じ高校生として何かメッセージってあるかな?
土井:中高生だったら何失敗してもいいと思いますよ!僕も高校時代に起業しましたし、起業しても、子どもだったり家庭がいるわけでもないし、失敗しても失うものはないわけだしやるしかないんじゃないかなって。あと、ここにいる全員死ぬことは決定しているわけじゃないですか。あと70〜80年後くらいに。死ぬのが決まっているのに、何もチャレンジせずに生きていくのはつまらないなって思って。
失敗して何か気づけたほうが幸せなんじゃないかなって思う。勝手に自分の中でシールドを作らないほうがいい。「やりたいことがない」ていう人いるじゃないですか?やりたいことない人なんて僕は絶対にいないと思っていて、それぞれ20~30個くらいあると思うんですよね。例えば、好きな女優さんいますか?
土井:有村架純と付き合って、キスしたいわけじゃないですか。で、そこまでにはお付き合いをするというプロセスを歩まなければならないわけで。そこで有村架純に接近する上で、俳優になるのか、制作側になるのかいろいろ候補が出るわけじゃないですか。そこで自分のことを自己分析してみて…。「俳優になるほどの顔はあるのか、おれ?」とか鏡を見ながら考えてみたりして、ちょっとそれはなかなか厳しいかもしれないってなったら、じゃあ制作側になろうって決めるんですね。そのためにはどうすればいいのかって考えていくみたいな。
そういう小さいやりたいことはあるんだけど、それは夢として認識してないだけであって、やりたいことは絶対誰しも持っているんですよ。
あと、自分の好きなことって絶対にあると思うんですよ。好きなことを職業にできたら素敵じゃないですか。例えば、アイスマン福留って知ってます?コンビニアイスを1日に10〜20本食べて、それで生計を立てていたり、あとは四つ葉少女っていう子がいたりして、その子は四つ葉のクローバーを小さい時から集めていて普段からパッとわかるんですって。「あっ、四つ葉のクローバーだ」みたいに。そういう特殊能力があるんですよね(笑)自分の好きなことを職業にするのはステキだなって。
今の稼ぎ方って多様化しているから自分の好きなことを突き詰めるのもいいんじゃないかなって思います。
編集後記
まだ18歳という年齢にもかかわらず、自分の感性を大切にしていろんなことに挑戦し、行動している土井くん。
特に個人的に印象に残ったのが、やはり人生を変えるきっかけとなった海外経験の話。
社会人になる前に時間のゆとりがある学生こそ絶対海外には行っとくべきですね!
ちなみに僕は30日から2ヶ月ほどフィリピン留学に行ってきます(笑)
彼の話を聞いて本当に良い刺激をもらいました!ありがとうございました!
インタビュアー:りく
文責:あっくん
当ブログについて
『当ブログについて』
「失敗」に対して厳しいクソッタレな世の中を打破して「挑戦」をしたくなる環境に変えていくことを目標に活動しています。
「失敗」のハードルを下げてどんどん「挑戦」がしたくなる環境を作り、これが「自分」と胸を張って言える人生を送れる若者を増やしていくために「挑戦」「失敗」に関するコンテンツを配信していきます。
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