失敗の数だけ人生は面白い

「失敗」に対して厳しいクソッタレな世の中を打破して「挑戦」をしたくなる環境に変えていくことを目標に活動しています。

【本気の人に聞いてみた】高校生起業家、土井皓貴とは?(前編)

本日は高校生起業家である土井皓貴くんのインタビューです。

 

プロフィール

土井皓貴君は去年、訪れたアメリカのスタンフォード大学にて世界最前線のイノベーションの現場を体感することで、日本や世界のビジネスに興味を持ちました。 来月からは自ら代表取締役社長となり起業を志しています。現在は自ら渉外を行っている『高校生のための起業家講座NES』の運営に加え、株式会社Branding Engineerの高校生代表/DOI∞・株式会社ネクストにて唯一の高校生として新規事業立案を行っているスーパー高校生です。

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写真:りく 写真右:高校生起業家、土井くん

 

 りく:宜しくお願いします。簡単に土井くんの自己紹介お願いできますか?

土井:宜しくお願いします。高校3年生で、目黒学院高校に通っています。18歳です。今は、株式会社 Branding Engineerというスタートアップでインターンしています。後は、株式会社ネクストってところで新規事業立案をしたり、自分の運営している『高校生のための起業家講座NES | Next Entrepreneur Summit』というビジネスコンテストで登壇して頂く人を集めたり、企業から協賛を集めたりしています。

 

土井くんプロフィール

Facebook)

https://www.facebook.com/koki2323

Instagram

www.instagram.com

twitter.com

 

 

りく:色々な活動をしていると思うんですけど、そのきっかけってどういったことがあったの?

 

土井:きっかけは、去年の3月にスタンフォード大学で一週間だけ講義を受ける機会があったんですが、ホテルと大学を送迎してくれるバスの運転手の方が、「ここがAppleの本社だよ」とか「ここがGoogleの本社だよ」とかガイドしながら送迎をしてくれました。その時に「アメリカはベンチャーから大企業になる会社がいっぱいあるんだけど、日本にはそういう会社が全然ないな」って思ったんです。規模が小さいけどDeNAとかサイバーエージェントとかそこらへんくらいしかないかなって思って…。 

 そこで「なんでだろう?」って思った時に、日本に帰ってきてからいろんな投資家の人であったり起業家の人であったりにメッセージを送りました。

例えば、Mistletoeの孫泰蔵さん・WiLの伊佐山元さん・ライフネットの岩瀬大輔さん・Fenox venturesのアニスウッザマンさんなどです。泰蔵さんに至ってはFacebookで僕の質問と答えを付けて投稿していただいて多くの方からコメントいただけて凄く刺激になりました。が共通して言うのは「ロールモデルがたりない」っていう話で、身近にかっこいい起業家であったり、そういう憧れる人が少ないって仰ってて、「じゃあ、僕がロールモデルになろう」って考えました。でも起業するのはいいけど、自分は何に興味があるのかとか、自分は何がやりたいのかっていうのが分からなかったから、こういう色んなイベントとかに参加して、イベントの運営をやってみたりとか、ハッカソン出てみたりとかしてみた時に、自分でやる方にすごく興味が出てきて、今に至るっていう感じですね。

(ハッカソンとは)

ハッカソン(hackathon

《「ハック」と「マラソン」からの造語》ソフトウエア開発者が、一定期間集中的にプログラムの開発やサービスの考案などの共同作業を行い、その技能やアイデアを競う催し。期間はふつう数時間から数日程度。企業内で研修の一環として行われるほか、大手企業が広く外部から参加者を集めて自社の製品やサービスに役立つアイデアを競わせたり、ベンチャーキャピタルによる出資対象の選定に利用されたりする。

www.doorkeeper.jp

 

りく:じゃあ、自分が起業家みたいにロールモデルになるっていうのを将来的な目標に置いてるって感じ?

 

土井:少し違いますね。ロールモデルになりたくて何かになるっていうよりは、自分の会社がうまくいったりとか、サービスをいろんな人に届けて便利になってくれたらいいなって感じですかね。

 

りく:そしたら自然と、自分がロールモデルになってるみたいな?

 

土井:そうですね。

 

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りく:現在目標にしていることは何かありますか?

 

土井:直近の目標だと、ネクストの新規事業立案で審査員の井上さんや森川亮さんから事業に興味を持ってただいて投資をして頂く事であったりとか、自分の運営しているNESで、松山大河さんが来るので具体的なアドバイスを貰ってそれが事業に役立てばいいかなと思っています。

 

りく:ネクストに提案しているVRの事業はどういう経緯で思いついたんですか?

 

土井:それは、自分の実体験と照らし合わせた時に生まれました。具体的に言うと僕は小さい時からバスケやってたんですけど、どうしても本場でNBAが観たくて高1の夏と冬に1ヶ月ずつNYに行ったんですけど、チケットがいっぱいで入れなかったんです。その時にエンターテイメントって演者の人も色んな人に届けたいし、見る側も色んなエンターテイメントに触れたいと思うんです。だから日本に居ながらNBAとか、メジャーリーグ見たいなって思っている色んな人達の「見たいな」「届けたいな」っていう思いがあるのに、それができていないっていうのは問題だなって感じました…。平面のテレビとかでは、放送してると思うんですけど実際にその場にいるかのような感覚で、エンターテイメントを体験できていないなって思いました。そこで今回ネクストにVRで様々なエンターテイメントを世界中に届ける事業を提案しました。しかし、最初からNBAのような大きいところは法律的には資本的には無理なので最初はニッチな市場から攻めていって、ゆくゆくはそういう大きいみんなが知っているようなスポーツやエンターテイメントを世界中に届けられたらいいなと思い提案しました。

 

(VRとは)

VRは、Virtual Reality(バーチャル・リアリティ)の略式名称で、日本語では”仮想現実”とも呼ばれます。

厳密には、VRとは、「コンピューターの生み出した現実ではない3次元空間」 という意味です。VRをわかりやすく言えば、

・Virtual = 仮想 とは、「現実ではない別の空間」ということを意味して、
・Reality = 現実 とは、「私たちが経験するもの」を意味します。
ですから、VRは「現実感のある人工的な空間」と言ってしまうことが出来ます。つまり、VRでは現実とは全く違う空間を体験することになります。

wired.jp

 

土井:あとボールの中にカメラを入れたりするのも面白そうだなって思っています。

 

りく:というと?(笑)

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土井:野球とかだと、審判にカメラとかついているじゃないですか?あれだとボールが来た時だけしか見れないじゃないですか。あそこを常に見れるように出来てもおもしろいんじゃないかなとか思ったりもしています。ボールの中にカメラを入れたらより躍動感があるし、あたかもここにいるかのように「うわっ!」っていう感覚を感じられるんじゃないかなって考えたりします。

 

りく:ボール側の視点か(笑) 是非実現してほしい(笑)

(後編へ続く) 

 

前編では土井くんが起業に興味を持った背景、現在行っていることなど伺えました。

明日配信予定の後編では、土井くん独特の「失敗」の捉え方中高生へのメッセージなど盛りだくさん。乞うご期待!