失敗の数だけ人生は面白い

「失敗」に対して厳しいクソッタレな世の中を打破して「挑戦」をしたくなる環境に変えていくことを目標に活動しています。

【話題の人に聞いてみた】「本音を、生きる。」藤井みのりとは!?(前編)

今回は、「本音を、生きる」をコンセプトにコンサル等を行い、ご活躍されている藤井みのりさんへのインタビュー前編です。


プロフィール


津田塾大学卒業後、大手金融会社を4日で退社、独立。「本音を、生きる。」をコンセプトに、ブログを綴る傍ら、グループセッションやコンサルを全国で行う。

パートナーのヒデアキと歩いて日本を縦断:婚前道中膝栗毛(2014.9~2015.8)を終了。

呼んでいただければ基本的にどこでも伺います。ワークショップ・お話会、
イベント出演や執筆などは以下までお気軽にご連絡ください!

lovecreator.minori@gmail.com
090-2912-3359

f:id:Shippai:20160223231142j:plain

 

twitter.com

sexrecipe.hatenablog.com



(話し手:みのりさん 聞き手:りく)


りく:まず簡単な自己紹介をお願いいたします。


みのりさん:自己紹介いつも困るんですけど、肩書きがないから。強いて言うなら「セックスレシピの作り方」というブログを書いてる「藤井みのり」です。ブログで発信していって、そこからイベントやったり、悩んでいる人に私のメッセージ性でもある「いつも本音を生きること」をベースにカウンセリングやコンサルティングをその人に合わせてやったりしています。

 

りく:現在の目標や活動について教えてください。

 

みのりさん:目標はないです。活動は本当に全然プランも考えないので、まだ1ヶ月先までしか決まってないですけど、月に何回か講演とかお話会などのイベントをやっているのと、今月は、お客様と30日間一緒に毎日のワークを通して自分の本音を掘り下げていって行動に移していくってことをやっていますね。例えば、飲み会に誘われて本当は行きたくないのに、断るのは勇気がいるし相手に嫌われるかもしれないと思って行ってしまっていると。でも、「行きたくないなら行かない」っていう本音に沿った選択をするっていう小さなことから行動をコツコツと変えていって、それを継続してやっていく。すると、30日間だけでも私が驚くくらいの変化をしてくれるお客様もいますね。最近コンサルの方にも力を入れ始めて、まだ試作段階なんですけど「50日間で自分の本音を生きることでお金を稼いでいく」っていうのを今月からスタートしてみました。これからどうなっていくか分からないですけど、このような活動を現在は主に行っていますね。

f:id:Shippai:20160224013131j:plain

 

りく:そういう活動を行おうと思ったのは何故ですか?

 

みのりさん:最初は強いて言うならセックスカウンセラーのようなことをやっていて。だから、ブログの記事も性のことばっかり書いてて、性に悩む女性のためにこうしたらいいよとか、そんな男さっさと捨ててしまえみたいなことを散々書いてたんだけど色々と相談を受けていくうちに「性」の悩みはあくまで表面上だってことに気づいて。例えばよくある相談でセックスの行為が痛いというのがあって、それって「痛い」ってこと自体が問題なのではなくて「痛い」って彼氏に言えないことが問題なんですよね。


なんで彼氏に「痛い」って言えないんだろうって考えた時に、「彼氏に嫌われるのが怖い」とか「女の子がそういうことを言ってはいけない」とかそういう理由で本音を言わないみたいな。そうすると「痛い」こと自体は全然表面上の問題にしか過ぎなくて。それで、「なんで嫌われたくないんだろう」→「自分に自信がない」「なんで自分に自信がないんだろう?」みたいな感じで掘り下げて聞いていった時に結局本音を生きていたら「痛い」とかは小さな問題で、本音で生きていけば根本的な問題も無くなるんだなって気づいて。最初はただの性の悩みについて書いてたんですけど、現在は「本音を生きろ」みたいなことしか書いてないですね。ブログは「セックスレシピの作り方」っていうタイトルなのにほとんど性のことはもう書いてないっていう(笑)

 

りく:確かにブログを拝見させてもらったときに想像していた内容と違ってましたもん。(笑)なるほどそういう理由だったんですね。

 

みのりさん:そうそう。ブログを始めて初期のほうが性の話は多いかな。

 
りく:セックスカウンセラーのような活動を行い始めたのって、みのりさんの周りに性で悩んでる人がいて相談を持ちかけられる機会が多かったからなんですか?

 

みのりさん:そう。私がずっと女子校育ちなんですよ。中学、高校、大学と10年間ずっと女子校で育ってきてると、良い意味で女性の恥じらいみたいなのがなくなるんですよね。だから下ネタもガンガン言うし、性に対しての好奇心も半端なかったし。自分の中のセオリーみたいなのがあって、私にとってはセックスって死んでもいいって思える瞬間があるくらい幸せな行為なんですよね。そういう話を大学生の時に友達にしたら、びっくりされて「あんなの痛くて気持ち悪くて我慢しなくちゃいけなくて‥」みたいなことを言ってて。

その時にちょっと待てと、この違いは一体なんなんだってなって。私にとっては、友達がそういうことを言っていたのは衝撃的で「こんな幸せな行為に対して悩んでいる人がいるんだ」みたいな。そこからまずは、友達レベルから相談に乗っていたんですよ。そしたら徐々に「みのりはどうやらこういう相談が出来るらしい」みたいに広まって、ちょいちょい相談が来るようになりましたね。学生の終わりの頃からシェアハウスに住んでたんですけど、そこに3人女の子がいて、女の子みんなそれぞれ事情が違うけど「性」に対して悩んでいて。そこのシェアハウスに住んでる全員がすごい家族みたいに仲良くて、一緒に泣いたりとか悩みとかも打ち明けてたりしてたのに「性」に対しての悩みだけは誰一人として言わなくて。でも、一緒に住んでて随分経ってからある子がポロっと「今まで誰にも言ったことがないんだけど、みのりちゃんいつも下ネタとかオープンだし、そういう話をしてるから相談するね。あのね‥」って。その相談を聞いた時にこんなに女の子にとってこの話は言いづらいんだなって私は初めて気が付いて。その時からセックスカウンセラーのようなことをやってたんですよね。

 

りく:その時からブログもやり始めた感じですか?

 

みのりさん:今のブログを始めたのは割と最近なんですけど、その前はアメブロでやっていて。大学卒業して新卒で大手企業に入ったんですけど、それが嫌すぎて4日で辞めて。(笑)就職しないなら独立するしかないなと思ったけど、私には何のスキルもなくて1年以上物事も続いたことがないから部活とかも、いわゆる取り柄っていうのが本当に無くてどうしようってなって。何かあれば独立できるけど、資格とかもないし教免とかもないし‥。その時に唯一出来るのが「下ネタを話せる」みたいな感じで。(笑)それで、友人がセックスカウンセラーみたいなのを仕事にすればいいじゃんて言ってくれて。右も左も分からない状態だったんですけど、とりあえず始めようと思って、それで生きていこうみたいな感じになって。

 

りく:行動力すごいですね。

 

みのりさん:なんだろう。これをしたいっていうのがなくて、ずっとしたくないことから逃げる人生なんですよ。嫌なことを削ぎ落としていくタイプ。だから、夢がある人とか未だに羨ましいんですけどね。私には夢とかが本当に無いから絶対にしたくないことだけはしないようにしようみたいな感じで生きてきて。だから起業したかったというよりは就職したくなかっただけっていう。

 

りく:就職しない手段としてセックスカウンセラーという職業を独立の手段として選んだという感じですか?

 

みのりさん:そう、選ばざる終えなかったというか(笑)夢でもあればカッコイイんですけどね。本当になくて。

 

りく:なるほど。話は戻るんですけど、セックスの時に「痛い」こと自体が問題ではなくて「痛い」って言えないことが問題って言ってたじゃないですか。みのりさん自身は昔から相手に対して物事をはっきりと言えるタイプだったんですか?

 

みのりさん:私自身がはっきりと言えなかった過去があったから気付けたのかな。だから恋愛も途中までは本当に嫌われたくないし、嫉妬もすごいするし常に不安で。だから、嫌われないように振る舞おうみたいなことを自分がしていて、結果的に自分がつらくなって別れるみたいなパターンが多かったから。それで実際自分が、今の彼氏のヒデアキにちゃんと伝えるっていうことをしたらセックスだけじゃなくて全部がこんなに幸せでいいのかってくらい上手くいくから。なんかそれ(本音で伝える)しかないんだなっていう。

shippai-chousen.hatenablog.com

 

 

りく:そうだったんですね。話は変わりますが、学生時代のことをお伺いしたいんですが、どのような学生生活を送られていましたか?

 

みのりさん:中学、高校、大学は基本的にだいたい鬱(笑)なんでかって言うと夢が無かったので。夢が無い人にとって学校って憂鬱だと思うんですよ。進路とかも決められないから(笑)それで、2次元にずっと逃げてて‥逃げてっていうか2次元自体はずっと好きなんですけど今でも。高校は進学校だったので、大学は何の疑いもなく入ったんですよ、行くべきところみたいな感じだったから。それで大学入ればなんとかなるって思ってたんですけど、結果的になんとかならなくて1ヶ月で大学大嫌いになって行かなくなって。(笑)部活にも入ったけど、1年ぐらいであまり続かなくなって。それで大学1年生の終わりぐらいの頃は本気で鬱だったんですよ。大学行けない時とか何もないのに急に泣き出したりとかそういうことがいっぱいあって。それでこれはやばいみたいな感じになったんだけど、親が厳しすぎて鬱だなんてこと言えないから。その状態から脱するために始めたのがブログで。大学1年生の頃にブログを始めてなんかもっと輝いた世界で生きたいみたいなことを書いてたらそのブログを通じて現在の彼氏のヒデアキと出会った。

 

りく:ブログが出会いのきっかけだったんですね。

 

みのりさん:ヒデアキと出会ったのは6年くらい前かな。大学1年の終わりに彼が大学4年の時に私のブログにコメントをくれて。そしたら、同じイベントに行く機会があってそこで出会って友達になったんですよね。ヒデアキも同じように悩んで鬱になった時があって、そこから抜け出して一歩踏み出した頃だったから。それで、ヒデアキが「そういう状態なんだったらここに行ったほうがいいよ」って学生団体を紹介してくれて。その学生団体では今まで出会ったことのないような人たちにすごい出会って。その時に「こういう人たちといることが本当に楽しい!」って思って。だから、大学は最低限出席してD評価で通過して、ほとんど学生団体のほうに参加みたいな生活を送っていて。(笑)そこで初めて人生でこんな大人だったらなりたいみたいな人に出会って。それまでは大人になるまでに死にたいみたいな感じだったから。それで出会った素敵な方たちの中に起業家の方たちも結構いたから起業っていうのが選択肢の1つになったんだろうなって思うんだけどね。就職しなくても生きていけるってことを教えてもらって。

 

りく:出会った大人の方っていうのはバックパックウェディングのマサキさんですか?

twitter.com

 

 みのりさん:そうそう。私がこんな人だったら大人になりたいって思った初めての人がマサキさん。

 

りく:その繋がりで色んな人に出会って、色んな生き方とかを見ていって、それでも一度は就活をして就職をするって決めたのは何でなんですか?

 

みのりさん:親に逆らえなくて(笑)

 

りく:そうだったんですね。(笑)

 

みのりさん:20歳くらいの時に渾身の思いで両親に手紙を書いているんですけど、全然通じなくて。就活辺りまで親の枠組みの中で、海外とか行ってたりもしたんですけどそれも親がOKを出す中でやってたから。親から離れてオーストラリア1ヶ月行ったりもしてたけど、立ち位置が全然変わらなくて。とにかく家系自体が固かったんですよね(笑)

(後編に続く!!)
___________________________

 
前編では、みのりさんが現在行っている活動やきっかけを中心にお話をお伺いしました。

セックスカウンセラーをしていて気づいた根本的な問題のお話は深いものがあり、「痛い」は表面的問題で「痛いって言えない」ことが根本的問題だと気付ける洞察力の深さに圧倒されました。


明日、配信予定の後編ではみのりさんの失敗経験や若者に送るメッセージなど盛りだくさんでお送りしますので、前編に引き続きご覧ください。乞うご期待!!


インタビュアー:りく
文責:りく