失敗の数だけ人生は面白い

「失敗」に対して厳しいクソッタレな世の中を打破して「挑戦」をしたくなる環境に変えていくことを目標に活動しています。

【本気の人に聞いてみた】NESから飛び出した学生団体「HIGH TEENS」とは?

今回は、NES(高校生のための起業家講座)から生まれたHIGH TEENSという高校生の団体に今日はインタビューしてきました。

 

NES | Next Entrepreneur Summit

初めての高校生だけのビジネスコンテスト&起業家養成講座を開催したNESはパイオニアとして、意欲のある高校生がその自由な発想力や若い行動力を使って、実際にビジネスを行う・社会に新たな価値を提供する場を作り上げることを目指しています!

 

 

プロフィール

HIGH TEENS。「高校生に学びの場を」というコンセプトで活動を行う高校生5人組の団体。

 

twitter.com

 

http://highteenplace.wix.com/highteens

 

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 (写真左から、塩崎君、渕野君、小川君)

 

りく:簡単に一人ずつ自己紹介をお願いします。

塩崎:埼玉県の公立高校に通っている高校3年生の塩崎です。大学は海外進学を考えています。

 

渕野:海城高校2年の渕野(ふちの)です。大学は普通に受験して都内の大学に行こうと思っています。将来は建築関係の仕事をやりたいと思っています。

 

小川:春から立教大学経営学部の小川です。高校時代はサッカー部であったり、生徒会であったりをしていました。大学に入ってからは学生起業をしたいなって思っています。

 

りく:現在の目標だったり今やっている活動を教えてください。 

小川:チームの目標としては、「高校生に学びの場を」っていうコンセプトでやっています、意識高い系って言われている人たちの活動を見て、自分たちと違うなって距離置いちゃう人っていると思うんですけど、そういうのって人間的にも成長できるんだよっていうことを伝える活動をしています。

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りく:個人の目標は何かありますか?

塩崎:僕の個人的な目標は、言語を頑張っていて、英語と中国語とスペイン語をやっているんですけど、それをやっている理由は世界で活躍する人材になりたい、日本にとどまっていないで世界で仕事したいなと思っているので…。世界で仕事をするというのが個人的な目標ですね。そのために、英語を鍛えたくて留学をするという意味もあります。

 

渕野:高校卒業までは、受験のために勉強を頑張ろうと思っています。大学は、建築関係のところ行って、大学院はで出来れば海外の大学院に行きたいなって思っています。その大学に行っている間も同時並行で今やっている活動も続けていきたいなって考えています。

 

小川:もう大学が決まったので、この期間にできる事、教習所とかバイトとかっていうのも大事だと思うんですけど、それプラスで自由に使える時間って今しかないと思うのでこの期間を使っていろんな事を学んでいきたいなって思っています。その経験の1つとして、NESもやっている感じです。

 

りく:NESに参加しようと思ったきっかけは?

小川:この期間を有効活用したいっていうのがあって、起業とかも興味があるから、そういう意味でも起業講座っていうのに魅力を感じました。

 

渕野:僕は高校で山岳部に入っているんですけど、山岳部って冬はあんまり山登らないのでひまだな~ってなった時、高校の友達がNESに参加するっていうのを見てとりあえず暇だし参加してみるか…それで面白そうだったので3月までだったらそんなに時間も取られないし、とりあえず参加してみました。

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塩崎:僕はもともと起業家になりたかったけど、知識とか何もなかったのでそれを欲しいなって思い参加しました。

 

りく:今、NESでやっている「高校生に学びの場を」っていうコンセプトに行き着いた理由とかってなにかあるんですか?

小川:自然の流れでそうなった感じですね。自分は立教新座っていう高校にいるんですけど、高校の友人って、課外活動への参加ってあまりしなくて、だけど自分は結構やっている方で、やっている自分を見てあいつちょっと変だなって思われたりして距離を置かれたりしたので、それが悔しくて、もっと情報なんかを共有すればいいのにって思いがあって…。ここでいう学びっていうのは、学校の学びではなくて学校外の学びの事を指していて、学校外の学びは社会のいろんな事を教えられるのかなって。

 

塩崎:学校で学んでいる事自体があんまり社会のためになっていないなって感じがしてたので、それ以外の学びがあったらいいのになっていうのがあったりしますね。

 

りく:学校生活の自分ってどういう感じで送っていますか?

小川:ずっと中学から私立に入れてもらって、中高6年間サッカーをやっていて、サッカーしかやっていなかったので、サッカーを引退して色々なイベントに参加したりしてチャレンジしているっていうのは有意義な時間を過ごしているんではないかと思います。

 

渕野:僕は中学高校男子校で、中学の時はサッカー部だったんですけど、関わっている人って学校にいる人だけになるじゃないですか。それはそれで楽しいんですけど、今回なぜNESに参加しようかと思ったのは、過去5年間ずっと同じタイプの人間と関わってきて、自分が男としか話せないんじゃないかみたいな心配になって、学校だけじゃなくて他の人と関わってみたいなって思って今回参加しました。これ参加してみて、いろんな考えている事って結構実現できるんだなみたいな、チームでやってると結構すぐに行動する人が多いんで。意外となんとかなるんだなって思うようになりました。

 

塩崎:僕の小学校時代は結構やんちゃで、毎週のように校長室に呼ばれるような子供時代でした。ただ、学級委員みたいなので、それの委員長にはなって真面目なのかやんちゃなのかよくわからないのが小学校で。中学校は生徒会に立候補して、勉強ばかりの中学時代を送っていました。高校では、ずっと学級委員をやっていて、真面目とまではいかないですけど、そういう事ばかりやっていました。NESに入ってから、他の世界を知れて面白いなって思いました。

 

りく:今までで挫折・失敗経験があったら教えてくだい。また、そういった経験から立ち直ったきっかけもあれば合わせてお願いします。

塩崎:中学の1年生と2年生、両方とも生徒会に立候補して…。1年生の時は落ちちゃったんですね。でもしょうがないかなって、いろんな小学校から集まるタイプの中学で、僕の小学校からその中学に進学する人が少なかったんですね。だから僕の知名度っていうか、友達の少なさが理由で落ちたのかなって思って。また、2年生になって立候補してその時は受かって、中学校の過去最高得票率で受かって、去年の失敗はいいんじゃないかと。1年生の時は挫折はあったんですけど、別にそんな深く闇には落ちなかったです。

 

りく:また落ちるの嫌だ~みたいに思わなかったの?

 

塩崎:落ちて一週間くらいは思ったんですけど、ミスはあまりひきづらないのですぐ立ち直りました。

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渕野:僕、小学校の時、完全に自分が頭いいって思っていたんですよ。(笑)だけど中学受験して中学入ったら、めっちゃ頭いい人がいっぱいいたんですね…(笑)そうなると定期試験とかでも成績が取れなくて、ああ俺そんなたいした事ないなって思ってから、真面目にやるようになって。結果出なかった時に、みんな頭いいんだって割り切って、その中でやっていくしかないんだって…。とにかく割り切りましたね。最初は300人いて200番くらいだったんですけど、今は大体上の下くらいには入れたんじゃないですかね?(笑)

 

小川:サッカー部の事なんですけど、中学の時はすごい足が速くて走ったら誰でも抜けるみたいな感じだったんですね。エースみたいな扱いだったんですけど、高校でスポーツ推薦だったり、高校からの人たちが入ってきた時、自分は今までスピードだけで生きてきた部分があって、技術がなくて…。そんなタイミングでコーチが入ってきたんですね。自分は中学はレギュラーでエースみたいな扱いだったので、高校でもレギュラーいけるかなって思っていて、そんな時にコーチが、自分と同じポジションのもう1人のやつをすごく気に入っていて、レギュラーになれなくて。あいつより俺が上手いのにって思って悔しくて。で、そこから真面目に練習したんですよ。でも、コーチは自分のことを見ないんですよ。

それで、もう1度自分のことを見つめ直して「確かに俺は、実力がなかったんだ」って思って結局やる気無くしちゃったんです。もうやる意味ないじゃん、やったって仕方ないよみたいに。それでもまだ高1だったんで、高3までやるのか辞めるかってなって。中3からずっとやってきたので、ここでやめるのは違うだろって思って…、それでもまだコーチには認められなくて。

「あいつが悪い、コーチが悪いとか思った」で、コーチを辞めさせる事って出来ないじゃないですか?普通は。だけど書類(こうこうこういう経緯で、周りもあのコーチ変だよなみたいなことを言ってること)を書いて、顧問に提出したんです。そしたら解雇してもらえて。(笑)なんとかそこからレギュラーとって、最後は途中出場だったんですけど、試合には出られるようになって。あの時結構やばかったですけどね。コーチのこと好きなやつもいたので。

 

りく:最後に失敗を恐れて挑戦をしない中高生に向けてメッセージをお願いします!

 

塩崎:海外進学を考えている人あてだったら、楽しい面だけ考えて進学しちゃえば!何にしてもリスクはあるんだから!

 

渕野:最悪何をしても高校生なら許されることがあるので、そういう危険なことを高校生のうちにしといた方がいいと思います。(笑)

 

小川:自分結構、危険を冒しているようでメリットデメリットを考えて行動していて。自分に問いかける、チャンスなんていつもあるわけじゃないので、やれる時やっておかないと!後悔するなら、やってから後悔しようと。

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編集後記

NESから飛び出した高校生団体「HIGH TEENS」。活動を聞いているとかなり活動的で、とにかく考えて動きまくってる印象。行動力に脱帽しました。こういう同世代の若者から刺激を受けて、「自分も頑張ってみたい!」とか思ってくれる人が出てくれると嬉しいですね。HIGH TEENSのみんな、同世代を引っ張って頑張ってほしいです!

 

インタビュアー:りく

文責:せい