失敗の数だけ人生は面白い

「失敗」に対して厳しいクソッタレな世の中を打破して「挑戦」をしたくなる環境に変えていくことを目標に活動しています。

【話題の人に聞いてみた】たわしがペット!?たわしおじさんとは?(前編)

 本日は、たわしを散歩させる謎多き「たわしおじさん」へのインタビューの前編です。



プロフィール


たわしおじさん

所沢愛Sたわしリーダー/たわしブリーダー

 

埼玉県所沢生まれ所沢育ち。新所沢で白菜をひもにつなぎ引きずる男性を目撃して、その人物を探す等の目的によりトウモロコシをリードにつなぎペットの如く散歩を始め、主に所沢、東京、埼玉で目撃されトウモロコシおじさんと呼ばれるようになる。その後も、サンダルを履かせた大根等を散歩。最近は道の掃除も兼ねる亀の子タワシを散歩することが多い。


「トウモロコシおじさん」でアウトデラックス、「たわしおじさん」でRの法則などにテレビ出演している。ラジオや雑誌やSNSなどで目撃報告多。

f:id:Shippai:20160210133017j:plain


たわしおじさん

twitter.com

ameblo.jp



(語り手:たわしおじさん 聞き手:りく)



りく:簡単な自己紹介をお願いします。

 

たわしおじさん:たわしおじさんです。たわしを散歩しているだけのおじさんです。あとは謎でお願い致します。

 

りく:ありがとうございます。現在の目標、活動について教えて下さい?

 

たわしおじさん:目標は無いですね。たわしを散歩させるだけが目標となっちゃっているのでーってところはありますよねー。えっと。冗談で言っている目標はパリコレで女優にたわしを散歩させることです。

f:id:Shippai:20160209142041j:plain

 

りく:ファッションの一部として取り入れてもらうというイメージですか?

 

たわしおじさん:そうですね。アートとして。

 

りく:たわしを散歩させてるって注目浴びるじゃないですか。注目を浴びているのってたわしおじさんが行っている別の活動に繋げようって意味合いもありますか。

 

たわしおじさん:例えば、地元の所沢を僕は応援したりしているので何か発言とかをするときに只の人が発言とかするよりも「あー。あのたわしおじさんが言ってるのね。」って思ってもらえた方が注目は浴びれますよね。

 

りく:確かに。影響力を広げられますもんね。

 

たわしおじさん:例えば、応援うちわとかを持ってイベントで歩いたりしてるときに只の人がやるよりは何か変な人がやっている方が注目度は増すだろうなというのはあって。そういうのはありますよね。

 

りく:確かにそうですね。

 

たわしおじさん:ただ本当はですね。こういう変な格好をしたりするのはアートじゃないんですよね。一番はただ単にシンプルなスーツとかのただのサラリーマンがたわしを引くってのが一番シュールで面白いんですね。でも、宣伝とかをするときは目立った方がいいというのはあるので、その辺に今悩んでいますね。ちびっこたちは「可愛い」とコスプレをさせてるたわしを見てなるわけじゃないですか。そういう系の(アートやシュールを好んでいる)人たちは、ちょっとこういうのを見ると堕落したなと思うのかなと。あと本当はね、たわしよりも野菜の方が面白いんですけれどもね。ただ、色々な事情がありますね。野菜だと食べ物を粗末にするなとかありますからね。

 

りく:世間的に食べ物に関しては厳しいですもんね。

 

たわしおじさん:そこら辺が難しいです。話が逸れちゃいましたね。ゴメンなさい。(笑)

 

りく:いえいえ。ちなみにたわしを散歩させるという活動はどのようなっきかけで行うようになりましたか?

 

たわしおじさん:たわしを散歩する活動に関しては、こいぬまさんのブログを見ていただければわかると思いますが。地元の新所沢で白菜を散歩させている人を見て、彼の目撃情報を募ってみるとなぜか新所沢という地元の地だったんですね。それで、これは奴の本拠地はこの辺なんだろうと思って、色々と近所の人に聞き込みとかをしたんだけれども誰にも理解をしてもらえない。野菜を散歩するっていう概念がないんですよね。じゃあ実物を見せるしかないと思って白菜は無理なのでとうもろこしをひき始めたっていうのがまず初めなんですが。これはあとの話につながると思いますが、全く見たことがない概念ていうのは面白いだろうなって思いましたね。

koinuma-megumi.hateblo.jp

 

りく:ちなみにその白菜を引いていた男性は見つかりましたか。

 

たわしおじさん:多分日本人じゃなくて、一時的に日本にきてた外国人の方がやってただけだったんだろうなと思うんですよ。ヨーロッパ人にもそういう人がいたし、中国人にも芸術活動としてやっている人もいたし。結構はやく「白菜を散歩する男を探せ」というようなコミュニティーをmixiとかで作ってやっていたらかなり早めの段階で中国の芸術家の活動だよっていう情報が入って。芸術雑誌かなんかに出てるという情報とかも入ってきていたので。これだったのかなと思いましたが、実物にはまだ会えていないですね。

mixi.jp

news.livedoor.com


りく:海外に白菜を散歩させてた男性がいるかもしれないんですね。

 

たわしおじさん:そうですね。いるかもしれないですね。海外に行くと去年の末くらいにまた中国で一時期話題になっていたみたいですけどね。ただ、僕が見た白菜の男性は欧米人ぽかったんですけどね。

 

りく:それじゃあ、情報で入ってきた中国の芸術家の方ではないんですね。(笑)

 

たわしおじさん:そうなんですよね。(笑) よく分かんないです。確か、キャベツを散歩させているのが中国の方で、僕が見た人は白菜だったので中国の方ではないかなと思いますね。まあそこはなんでもいいんですけどね。(笑)

りく:ちなみに学生の頃ってどのような生活を送られていたんですか。

 

たわしおじさん:学生時代は、まず高校の頃がむちゃくちゃ面白い高校だったので入ると偏差値がガーッと落ちていって。(笑) 3年生では文化祭の実行委員で宣伝長なんかもやっちゃったりしていたので、もう受験勉強とかそっちのけでしたね。余裕で大学は落ちまして。浪人してひたすら勉強して大学受かって。でも大学入った時には燃え尽きてたわけですよ。こう暗い顔で歩いていたら男声合唱団に入れられて、ひたすら歌を歌わせられたわけですよ。昼休みは毎日練習。火曜日、木曜日、土曜日は午後5時から8時まで練習してて、演奏会前とかはもっと練習してましたね。夏は合宿、春も合宿とかで。隔離されて歌い続けるっていうのを2年間やっていましたね。その後に合唱団を辞めてからは、地元にボランティアのフリースペースがあったんですよ。日本社会事業大学っていうのが地元のそばにありまして、そこでスクールソーシャルワーカーっていうのを日本に持ち込んだ方が主催していたフリースペースの「バクの会」っていうのがありまして。それが地元のところであったので、そこに入り浸って引きこもりとか不登校の子とかあまり社会に馴染めていないような子たちとか様々な人たちと交流するっていうことを結構やっていましたね。高校で教育実習とかもやってたんですが、地元の(母校の)面白い高校行ってるときにもフリースペースなんかの子達を見ていると、こんなにも楽しんでいる子たちと学校にもいけないくらい苦しみを抱えた子たちを見て、「この世界は何なんだろう」と非常に悩みましたね。それで就職活動もしないでそういったところに関わり続けていましたね。

 

りく:そのあとはどのよな変化がありましたか?

 

たわしおじさん:色々な仕事を転々としたり、調子が悪くなったり、、会社を潰したり。(笑)あとは友人の会社が乗っ取られたりとかね(笑)

 

りく:ハードな経験をされていますね。(笑)

 

たわしおじさん:いやいやいや。よくあることですよ。(笑)

 

りく:そんな経験をされていて精神的に参ったりしませんでしたか?

 

たわしおじさん:あまりないんですよねー。

 

りく:僕なら耐えられないですね。(笑)精神的に苦しみを抱えた子どもたちへの活動とかってその後どうなりましたか?

 

たわしおじさん:現在はあまり活動はできていないですね。ただ、フリースペースと関わりがあった方たちが東所沢で障害を持つ子どもと家族のためのデイサービスを作るってことになって。でも、お金がない状況だったのでクラウドファウンディングのREADYFORなどで資金集めに思いっきり協力をしていましたね。
 

readyfor.jp

 

りく:そこに資金提供をしてあげたということですか?

 

たわしおじさん:僕はほんの小銭を出しただけですけど、色んな方に声をかけて資金集めに協力してらえるように呼びかけてましたね。そしたら無事に達成できたみたいですね。

 

りくおじさん:そうなんですね。達成できてよかったですね!ちなみに悩みを抱えていた後はどのように立ち直りましたか?

 

たわしおじさん:そうですね。いくつかあるんだろうなー。例えば、ぷらぷらしてるので、仕事を辞めて悩んだと。そして本当に調子が悪くなってカウンセラーに相談に行ったとかあったわけですよ。その時に気付いたのが、調子が悪いってことを説明するじゃないですか。カウンセラーの人に。そうしたらその人に「そうでもないよ」と言われて。そんなことはないんだと説明するわけですよ。っていうのをやっていた時にふと思ったんですよね。じゃあ仮に自分が調子が悪いってことを世界中の人にわかってもらえたとしよう。それで、みんなが分かってくれて「うーんそうなんだね。君は調子がわるいんだね。分かったよ。じゃあそのままでいいんだねー。」ってなった時にそれでいいのかなって思ったんですよね。仮に世界中の人に調子が悪いんだと分かってもらったら出来ることですら、出来ないようにしていかに調子が悪いんだってことを周りに見せるようになっていくんだろうなと思ったわけですよ。そうなったとしたら、「君は調子が悪いから何もしなくていいよ。」とかなったら自分は果たして楽しいのかと。

 

りく:たしかに。その状況は楽しくはないですよね。

 

たわしおじさん:これは不毛かなと思ったんですよね。ただ本当に調子が悪い人にこの話をすると厳しいかなと思うんですが、人は他人のことなんてあんまり気にしていないから仮に調子が悪いとしたってそんなのはどうでもいいことなんですよ。じゃあどうしようとなって、「このままではいかんな」と思ったていうのはありますね。あと、そこからの脱し方の1つとして自分の枠っていうのを決めているわけじゃないですか。例えば、仕事をやめちゃったとかになったら次はやっぱりまた仕事をやるとして何か役に立つことをしなきゃとか、何か良いことをしようとか思ったりすると自分の枠の中で可能性を探るわけですよね。でも、今調子が悪くなっちゃってて自己評価も落ちている時に立派なことなんて突然出来るわけないじゃないですか。でも、なんかしなきゃってプレッシャーばっかりが溜まって。多分就職活動とかもそうだと思うんですけどね。そうなった時に一旦そういった枠を外せと。「役に立たなきゃとかそういうのは忘れて自分のために自分がやりたいって思うことをちょっと考えてみたらどうかな。」と言われたことがあったんですよね。でも、そんなこと思い浮かばんよってなってはいたんですけど、電車の窓の外をぼーっと見ながら帰っていたら、不意に「おれギター弾きたい」ってなって。
全然ギターなんか弾けないんですけど。(笑)ボサノバ
で「イパネマの娘って曲があるんですけど、なぜかそれを突然弾きたくなって。で、それを一週間ぐらいひたすら弾きまくってましたね。全くゼロの状態でインターネットで弾き方とかを見て。ボサノバなんてテクニックとか色々と必要なのにね。(笑) それをひったすら1週間やってたらそれがある意味気晴らしになって、それで元気になりましたね。

だから、、まとめると、本当にがんじがらめになった時っていうのは役に立つとか、自分にとってとか、価値があるとかそういった概念を全部放り投げて何でもいいからやりたいことをやっていけよと。

youtu.be

 

 

りく:そういった固定概念に縛られるなってことですね。ありがとうございます!

 
(後編に続く!!)

__________________________

 
前編では、たわしおじさんが行っている「たわし散歩」についてのきっかけや学生時代のお話を中心にお伺いしました。

明日、配信予定の後編ではたわしおじさんの人生観が垣間見れると思いますので、前編に引き続きご覧ください。乞うご期待!!



インタビュアー:りく
文責:りく