失敗の数だけ人生は面白い

「失敗」に対して厳しいクソッタレな世の中を打破して「挑戦」をしたくなる環境に変えていくことを目標に活動しています。

【本気の人に聞いてみた】 高校生起業家、土井皓貴とは?(後編)

shippai-chousen.hatenablog.com

昨日に掲載した高校生起業家、土井皓貴くんのインタビュー記事の続きです。

 

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りく:中高生時代は具体的にどういう感じの学生生活を送ってたの?

 

土井:最初は、高1になってから何しようかな〜って思って、まずタイムズスクエアに死ぬまでには行きたいなって思ってたから、親に言ったら「いいよ」って言われて、夏に1ヶ月の短期留学でNYに行きました。向こうでは、語学学校に行っていたんですけど、語学学校って世界中の国の人がいて、その中でも南米系の人たちって、すごい情熱的で楽しい人ばかりなんですね。その人たちと一緒にいたら英語よりスペイン語の方が上達したみたいな(笑)それで最後彼らが帰る時に、彼らがバスに乗って自分だけ見送って「じゃあね」みたいな時に号泣しちゃって、みんなバスから降りてきて抱き合ってからお別れしました。その日に僕もフライトだったんですけど、飛行機に乗ってから夜になったんですね。夜になると飛行機の中の光って全部落ちるじゃないですか?そうなって、日本語の悲しい曲メドレーみたいなのを聴いていて徳永英明とか小田和正とか聞いたらまたぼろぼろ泣いちゃって、すごい楽しかったな〜って思ってました。日本に帰ってからその年の冬にNYのタイムズスクエアでやる年越しカウントダウンに行ってみたくてまた2週間だけNYに短期留学行きました。それがすごい楽しくて1,2年生の時は結構海外に憧れていたりしてましたね。3年生になった時に、3月にスタンフォード行ってベンチャーとかスタートアップに興味を持った感じですかね。

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りく:なるほど。ちなみに今までに挫折とか失敗の経験って何かあるかな?

 

土井:今やっていることで挫折とかっていうのは…慶應大のSFCを目指していたんですが受からなくて、ああそっかまあいいやって思って、落ちたのが挫折かなって思って。まあ落ちても、まあいいやみたいな、もともと卒業するつもりで受けていなかったから、挫折っていうか一瞬の挫折みたいな(笑)

 

りく:じゃあ結構切り替えは早い方なのかな?

 

土井:そうですね、そうなのかと思います。

 

りく:今までの経験とか聞く限り、挫折とか失敗とかあまり恐れていないように聞こえたんだけど?

 

土井:失敗っていうよりなんか発見みたいな。逆に。(笑)こうやったら失敗するんじゃなくて、こうやったらうまくいかないことを発見したみたいな。失敗を失敗と思わないです。(笑)

 

りく:確かにね。失敗は良い視点の切り替えだよね。そういうちょっとした失敗でも何か自分の経験に生かそうっていう風にしているんだ!

 

土井:「失敗」じゃないんです、「発見」なんです!!(笑)

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りく:なるほど(笑)最後になるんですけど、中高生とかって、難しいことだったりそういったものにたいしてリスクを恐れちゃって歩めないっていうことがデータとして出てるのね。そこの中高生たちに対して、同じ高校生として何かメッセージってあるかな?

 

土井:中高生だったら何失敗してもいいと思いますよ!僕も高校時代に起業しましたし、起業しても、子どもだったり家庭がいるわけでもないし、失敗しても失うものはないわけだしやるしかないんじゃないかなって。あと、ここにいる全員死ぬことは決定しているわけじゃないですか。あと70〜80年後くらいに。死ぬのが決まっているのに、何もチャレンジせずに生きていくのはつまらないなって思って。

失敗して何か気づけたほうが幸せなんじゃないかなって思う。勝手に自分の中でシールドを作らないほうがいい。「やりたいことがない」ていう人いるじゃないですか?やりたいことない人なんて僕は絶対にいないと思っていて、それぞれ20~30個くらいあると思うんですよね。例えば、好きな女優さんいますか?

 

りく:いる〜…、有村架純石原さとみ

 

土井:有村架純と付き合って、キスしたいわけじゃないですか。で、そこまでにはお付き合いをするというプロセスを歩まなければならないわけで。そこで有村架純に接近する上で、俳優になるのか、制作側になるのかいろいろ候補が出るわけじゃないですか。そこで自分のことを自己分析してみて…。「俳優になるほどの顔はあるのか、おれ?」とか鏡を見ながら考えてみたりして、ちょっとそれはなかなか厳しいかもしれないってなったら、じゃあ制作側になろうって決めるんですね。そのためにはどうすればいいのかって考えていくみたいな。

そういう小さいやりたいことはあるんだけど、それは夢として認識してないだけであって、やりたいことは絶対誰しも持っているんですよ。

あと、自分の好きなことって絶対にあると思うんですよ。好きなことを職業にできたら素敵じゃないですか。例えば、アイスマン福留って知ってます?コンビニアイスを1日に10〜20本食べて、それで生計を立てていたり、あとは四つ葉少女っていう子がいたりして、その子は四つ葉のクローバーを小さい時から集めていて普段からパッとわかるんですって。「あっ、四つ葉のクローバーだ」みたいに。そういう特殊能力があるんですよね(笑)自分の好きなことを職業にするのはステキだなって。

今の稼ぎ方って多様化しているから自分の好きなことを突き詰めるのもいいんじゃないかなって思います。

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編集後記

まだ18歳という年齢にもかかわらず、自分の感性を大切にしていろんなことに挑戦し、行動している土井くん。

特に個人的に印象に残ったのが、やはり人生を変えるきっかけとなった海外経験の話。

社会人になる前に時間のゆとりがある学生こそ絶対海外には行っとくべきですね!

ちなみに僕は30日から2ヶ月ほどフィリピン留学に行ってきます(笑)

彼の話を聞いて本当に良い刺激をもらいました!ありがとうございました!

 

インタビュアー:りく

文責:あっくん